ふたつのダイヤモンド

ふたつのダイヤモンドがひとつになったダイヤモンドがあります。

「え?」

と思いますが、数十億年という歴史のあるダイヤモンドには不思議なことがたくさんあります。

それはダイヤモンドが炭素から結晶化する過程でふたつがくっついて成長したもので、スピネル双晶あるいはマックルダイヤモンドと呼ばれています。

そのダイヤモンドを横から撮った写真では、ふたつの違った層がはっきりと確認でき、くっついてダイヤモンドが結晶化されたことがわかります。

さて、このダイヤモンドは工業界では貴重な存在です。

なぜかというと他のダイヤモンドよりも硬いからです。

ダイヤモンドは通常どの面でも研磨をしやすい方向としにくい方向があり、それはダイヤモンドによって違いがあります。

ふたつのダイヤモンドがくっついているということは、研磨しやすい方向としにくい方向が混在していることになり、研磨をする身としては非常に難儀なことです。

また、こんな表現をすると少し趣が変わってきます。

『ふたつがひとつに強く結びついた最高のダイヤモンド』

このダイヤモンドはブライダルにもいいかもしれません。

どのダイヤモンドよりも硬く、一緒になったダイヤモンドなのですから。

ブランドマネージャー 北川大輔
ANOTHER DIAMOND
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