solt&pepper

ダイヤモンドは炭素(C)からできています。

炭素?というと一般的ではあるものの何となく想像がつかないものでもあります。

よく書籍では鉛筆の芯という説明が書かれています。

ダイヤモンドは地中深くの高温高圧状態で炭素原子が立体的に共有結合して結晶化したものですが、結晶化されずに黒いまま点のように残っていることが多々あります。

現在のダイヤモンドの主な指標4C(cut(研磨) color(色) crarity(内包物) crat(重さ))では、この黒い点がなければないほど高い評価なのですが、海外ではこの黒いカーボンも一つの模様 [solt and pepper]というダイヤモンドのカテゴリーとして扱われることもあります。

直訳すれば「塩と胡椒」

ダイヤモンドの透明感と中の黒いカーボンを対比させた面白い表現ですね。

また、そのようなカテゴリーがあるということは、それが価値として認められている証拠でもあります。

昨年、アメリカへ出張へ行ったとき現地のデザイナーはこんなことを言っていました。

「こっちの人(アメリカ人)は自分がいいと思ったものは高くても買う傾向です。日本人はブランドまず意識します。」

私は「ブランド=信頼」だと考えているので、高額な買い物をするときにブランド(信頼)は必要不可欠な要素です。

ただ、純粋に「これがいい」という要素も必要だと思うのです。

ANOTHER DIAMONDのほぼすべてのお客様がダイヤモンドを選ばれるときにおっしゃるのは

「このダイヤモンドがいい」

という言葉です。

ANOTHER DIAMOND ブランドマネージャー 北川大輔