燐光(りんこう)

ダイヤモンドに紫外線(ブラックライト)をあてると蛍光するものがある。

あまり知られていない事実です。

天然ダイヤモンドだからこそ炭素以外の窒素やホウ素など違う物質がごく微量に混ざっていて、それがなせる美しい現象です。

そして、その蛍光と付随してみられるもうひとつの現象が燐光(りんこう)です。これはダイヤモンド自らが発光することを指しブラックライトを数秒間あてて、それを消した後にあらわれます。

燐光の特徴としては、蛍光とは違う色で輝くことがあること、燐光する時間は短いこと、そられも個々のダイヤモンドによって差があることです。

保有しているダイヤモンドでは美しく、鮮やかな色の蛍光反応はみられるのですが、残念ながら燐光はすぐに消えてしまい、またよく見ないとわからないレベルです。下の明るい写真が蛍光、暗い写真が燐光です。

アメリカ・ワシントンの博物館にはホープダイヤという青く大きいダイヤがあるそうですが、そのダイヤの燐光は赤だそうです。それも燃えがあるような赤色。

ブラックライトを当てたときに炭素以外の原子の電子が不安定になり蛍光し、その電子が安定的に戻ろうとする力で燐光するとのことですが、、これも自然界のなせる技。

ダイヤモンドを楽しむ要素として、この美しい2つの光に注目してはいかがでしょうか?

お持ちのダイヤモンドも実は驚きの性質を持っているかもしれません。

ブランドマネージャー 北川大輔
ANOTHER DIAMOND
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