内村航平

体操のことを知らなくても「内村航平」という名前だけは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

オリンピックを含め8年間、体操ではこの内村航平に世界の誰も勝てなかったのです。

私は小さい頃少しだけ体操を習ったことがあり、体操競技を見るのも昔から好きで、内村航平のファンでもあります。

先日、彼の本が出版されたのを記念して講演会が開かれたので聞きに行ってきました。

テレビのまま、そのままで、どこか力が抜けたような、でも丁寧でゆっくりと自分の言葉で話していた内村航平がそこにはいました。

なぜあんなにも長く世界一でいられたのか?

講演と書籍から思うのは、自分自身を客観的かつ徹底的に見るもう一人の自分がいたからです。

体操は採点競技なので、自分の演技がどうなのか客観的に見れるもう一人の自分。

うまくいったとき、いかなかったとき、体調や精神面で自分の波に向き合い、自分を律するもう一人の自分。

体操を愛し、こだわり続けている反面、想定外の出来事には「まぁ、なんとかなるでしょ」というメンタリティ。

また、講演ではこんなことも言っていました。

極める=勉強し続ける

なので「極めた」ということはなく、終わりはないのです。

私場合は、「ダイヤモンド」を極めるべき立場ですが、内村さんの言葉で非常に前向きかつ自分自身をリセットできたような感じになりました。


余談になりますが、会場から「好きな食べ物は?」という質問で地元長崎のカステラ屋さん「岩永 梅寿軒」をすすめていました。

昔、内村航平が食べていたブラックサンダーというチョコバーと同様に有名になるかもしれません。

そのまえに是非長崎に食べにいきたいと思います。

ANOTHER DIAMOND
北川大輔