固く結ばれたダイヤモンド原石
ダイヤモンドは炭素が高温高圧下で結晶化されたものですが、それぞれ違うダイヤの結晶が合体した原石に出会うことがあります。
写真のダイヤモンド原石は「こぶ」のように出っ張った部分があり、さらにブラックライト(紫外線)をあてるとその「こぶ」以外のところは青く蛍光します。
通常、ダイヤモンドが蛍光する場合、炭素以外の微量な他元素があるためといわれていて、一つの結晶では一色の場合が多く、多色になる場合でもその境目はあいまいなものです。
つまり、写真のダイヤモンド原石は元々違うダイヤモンドの結晶が何らかの原因で合体したのではないかと考えられ、ダイヤモンド原石の中では希少なものです。
二つが固く結ばれた原石という意味では、このような石こそ婚約指輪に使われるべきかもしれませんね。
ANOTHER DIAMOND
北川大輔