ダイヤモンドは3番目に硬い
ダイヤモンドは地球上で最も硬い物質と言われることがありますが、調べてみるとそうではなく、ダイヤモンドより硬い物質が2つあるようです。
その一つが、「ロンズデーライト」。別名、「六方晶ダイヤモンド」。ダイヤモンドと同じ炭素原子の結晶なのでそう呼ばれているようですが、炭素原子同士のくっつき方の違いからダイヤモンドよりも硬く、隕石の中で確認されているようです。
もう一つが、「ウルツァイト窒化(ちっか)ホウ素」。こちらは火山の噴火で形成された窒素とホウ素の化合物です。上記のロンデーズライトのほうが硬いのですが、ウルツァイト窒化(ちっか)ホウ素は高温下の酸素中でも安定しているとのことで工業的な利用が期待されているそうです。
※この場合の「硬さ」は結晶の傷つきにくさや摩擦に対する強さのことです。
さて、ここでふと思うのが、これらの物質でダイヤモンドを研磨すれば簡単にできるのではないか?ということです。通常ダイヤモンドは、ダイヤモンドで研磨し、同じ硬さのもの同士をぶつけ合っているため非常に時間がかかります。
ダイヤモンドよりも硬い物質をダイヤモンドにあてれば楽に研磨できるはず。しかし、そのような実例は聞いたことがありません。
私なりに、その理由を考えてみると
①隕石や噴火という人間のコントロールの範囲を超えた事象でできたものであり、そもそも絶対的な量が少ない。
②安定して安価な人工物を量産できる技術がまだ開発されてない。
なのかもしれませんが、ひょっとしたら、、、
③もう量産時術は開発されているがというのが、何らかの理由で表にでない。
もし、ダイヤモンドよりも硬いものが安定的に、そして安価に大量生産されたら、ダイヤモンドの研磨はそれこそ誰でもできるようになり、そうなると価格は暴落し、これまでダイヤモンドが培ってきた「高価で、希少で、美しい」というブランドイメージは一気になくなってしまう恐れがあります。
【参照】
https://sorae.info/astronomy/20221004-lonsdaleite.html
https://gigazine.net/news/20090225-diamond/
https://info.jewelry-rola.jp/stone-harder-than-diamond/
ANOTHER DIAMOND
北川大輔
その一つが、「ロンズデーライト」。別名、「六方晶ダイヤモンド」。ダイヤモンドと同じ炭素原子の結晶なのでそう呼ばれているようですが、炭素原子同士のくっつき方の違いからダイヤモンドよりも硬く、隕石の中で確認されているようです。
もう一つが、「ウルツァイト窒化(ちっか)ホウ素」。こちらは火山の噴火で形成された窒素とホウ素の化合物です。上記のロンデーズライトのほうが硬いのですが、ウルツァイト窒化(ちっか)ホウ素は高温下の酸素中でも安定しているとのことで工業的な利用が期待されているそうです。
※この場合の「硬さ」は結晶の傷つきにくさや摩擦に対する強さのことです。
さて、ここでふと思うのが、これらの物質でダイヤモンドを研磨すれば簡単にできるのではないか?ということです。通常ダイヤモンドは、ダイヤモンドで研磨し、同じ硬さのもの同士をぶつけ合っているため非常に時間がかかります。
ダイヤモンドよりも硬い物質をダイヤモンドにあてれば楽に研磨できるはず。しかし、そのような実例は聞いたことがありません。
私なりに、その理由を考えてみると
①隕石や噴火という人間のコントロールの範囲を超えた事象でできたものであり、そもそも絶対的な量が少ない。
②安定して安価な人工物を量産できる技術がまだ開発されてない。
なのかもしれませんが、ひょっとしたら、、、
③もう量産時術は開発されているがというのが、何らかの理由で表にでない。
もし、ダイヤモンドよりも硬いものが安定的に、そして安価に大量生産されたら、ダイヤモンドの研磨はそれこそ誰でもできるようになり、そうなると価格は暴落し、これまでダイヤモンドが培ってきた「高価で、希少で、美しい」というブランドイメージは一気になくなってしまう恐れがあります。
【参照】
https://sorae.info/astronomy/20221004-lonsdaleite.html
https://gigazine.net/news/20090225-diamond/
https://info.jewelry-rola.jp/stone-harder-than-diamond/
ANOTHER DIAMOND
北川大輔