ダイヤモンドの硬さとは

ダイヤモンドは硬くてもろいという説明を私はよくしますが、そもそもダイヤモンドの「硬さ」とはどういうものなのでしょうか?

改めて、いろいろ調べてみた結果、現時点の私の理解をできるだけわかりやすく説明しよう思います。

まず、一般的にものの強さ(難しい言葉だと「機械的性質」)は主に3つの意味に分かれます。

硬度(こうど)、剛性(ごうせい)、靱性(じんせい)。

これらを簡単に言うと、

硬度:きずが付かない
剛性:大きな力でも壊れない(丈夫さ)
靱性:突然の力でも壊れない(粘り強さ)

こんな感じでしょうか??

よくダイヤモンドが硬いと言われるのはこの一番最初の「硬度」です。そして「剛性」もほかの物質と比べて突出して高い数値です。つまり、傷つきにくく、壊れにくい。だからこそ、他の物質を磨いたり、削ったりすることができるのです。

※ちなみに、「硬度」を測る方法はさまざまあり(ロックウェル、ビッカース、ブリネル、モース)、その数値はどれもダイヤモンドがトップです。ただ「剛性」のほうはヤング率という数値で確かに突出してはいますが、ダイヤモンドがトップである説明にはなかなかでくわしません。

次に靱性、衝撃に対する強さはどうでしょうか?

弊社のセミナーではよく実演しますが、確かにトンカチで叩くと場合によってはものすごく軽い力でも割れます。

※しかし、叩く方向が違えば全く割れないこともあり、ダイヤモンドは一定方向に割れやすい証拠でもあります。

また、鋭利に研磨したダイヤモンドは、例えば金属などに触れただけで欠けてしまうこともあります。

ただ、宝石の中でのもろさということになると、トパーズ、ジルコン、エメラルド、ダイヤモンド、ルビー・サファイヤの順にもろいようで、必ずしもダイヤモンドが一番もろいわけではありません。


ダイヤモンドを人間に例えると、私のイメージとしては、、細かいことは気にせず、強くて、熱しやすく、冷めやすく、しつこさや粘り強さはあまりなく、さっぱりしていてグループ中では中心的な存在です。その一方で、大きなショックにはへこんでしまうデリケートな部分ももちあわせており、完璧ではないが故に愛すべき存在なのかもしれません。

【参照】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00044/00003/
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01309/00001/?P=2
https://nanboya.com/jewelry-kaitori/post/difference-hardnessandtoughness-diamond/

ANOTHER DIAMOND
北川大輔