ダイヤモンドで氷を切ったら

ダイヤモンドの特性の一つに、熱をよく伝える、熱伝導率が高いということがあります。
平たく言うと、すぐに熱くなり、冷たくなる特性です。
最近、ダイヤモンドコーティングの炊飯窯をたまに見かけますが、あれは窯全体に熱をすぐにむらなく伝えるためのものです。

ダイヤモンドの熱伝導率は他の物質比べても際立っています。

【熱伝導率 / (W m−1 K−1)】
ダイヤモンド 1000-2000
アルミ 236
鉄 83.5
木材 0.15-0.25

アイスクリーム専用の高級スプーンというのがありますが、それらの多くはアルミでできています。
アルミは熱伝導率が高いので、冷凍庫から出したての固いアイスクリームでも簡単にスプーンが入っていきます。

そして、ダイヤモンドはそのアルミの約5倍。
その特性を確かめようと、ダイヤモンドを氷で切ってみました。
※スプーンほどの大きさの天然ダイヤモンドはうちにはありませんので、PCDと呼ばれる人工ダイヤモンドの粒子とボンドを焼き固めた素材で実験してみました。

氷の角をダイヤモンドで軽く押さえると、すっと入っていきます。
これが天然の大きなダイヤモンドであればその効果はさらに高いものと思われます。

アイスクリームスプーンは無理にしても、ダイヤモンドのこの特性、何かにいかしたいものです。

ブランドマネージャー 北川大輔
ANOTHER DIAMOND
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